平成30年10月27日に、第139回日本医学放射線学会・第84回日本核医学会 北日本地方会が仙台市艮陵会館にて開催されました。
ASTROから帰国されたばかりというご多忙なスケジュールの中、青木教授も駆けつけてくださり、当医局からは9名での参加となりました。
午前中は、竹川鉦一先生の「冠動脈非造影MRAによる狭窄診断におけるPitfallsの検討」、診断の藤田環先生の学位研究テーマ「CTセンチネルリンフォグラィーを用いた乳腺センチネルリンパ節とリンパ流の解剖学的分類」のご発表が、それぞれセッションのトップバッターを飾り、座長・会場を含めての活発な議論が交わされていました。
午後は治療グループより川口先生の「ニボルマブ投与中の肺癌姑息的照射の一例」、藤岡先生の「III期非小細胞肺癌の放射線治療成績」のご発表が続き、近年特に免疫チェックポイント阻害剤の発展が目覚ましい進行肺癌の分野における当院の治療成績報告と貴重な症例報告がなされました。
デビューセッションでは丸山先生が「I-123MIGBとF-18 FDG-PET/CTが有用であった悪性褐色細胞腫の遅発性骨転移の一例」で北日本地方会デビューを果たしました。
若手としては普段の臨床で触れる機会がそれほど多くないであろう核医学の分野でのデビューとなりましたが、それを感じさせない堂々とした発表でした。
また、今回藤田環先生のご発表が優秀演題賞を獲得し、地方会としては前回の辰尾先生に続き2大会連続の受賞、秋季臨床大会での三浦先生のGOLD MEDAL受賞にも続き、医局一同益々活気づいております!
藤田先生、本当におめでとうございました。学位研究お疲れ様でした。
次回来春の地方会は弘前での開催となります。
今回同様素晴らしい会にできますよう、一同、日々の業務、研究活動ともにいっそう励んで参りたいと思います。
ご発表された先生方、お疲れ様でした。 (文:一瀬浩司)