大学院紹介
研究室紹介および研究テーマ
[ 放射線治療科 ]
(1)放射線腫瘍学(放射線治療学)
癌放射線治療に関する総合的な研究。臨床医学、基礎医学、放射線物理、放射線生物などの知識を活用し、癌を治療する。
- 癌放射線治療の基礎的研究
- 低酸素細胞を指標とした個別化放射線治療の研究
- 低酸素PET画像、Dual Energy CT、AI等を用いたがんの生物学的解析と放射線感受性、予後予測に関する研究
(2)放射線物理学
各種診断・治療機器をもとに、画像診断法ならび治療に関する研究を行なう。臨床医学、基礎医学、医用工学などを集めた総合的な分野である。
- 画像誘導超高線量による前立腺癌の強度変調放射線治療の研究
- 汎用性ライナックによる追跡照射法の研究・開発
- 前立腺癌シード治療の全自動化に向けた研究
(3)放射線生物学
遺伝子、細胞、組織を含めた総合的な放射線生物学を目指す。
- 低酸素細胞を中心とした放射線生物学的研究
- 時間遺伝子の化学放射線治療に対する影響
- BNCTの薬剤開発、生物実験、臨床実施に向けた基礎的・臨床的研究
[ 放射線診断科 ]
(1)放射線腫瘍学(放射線治療学)
各種診断機器をもとに,画像診断ならびにIVRに関する研究を行う。臨床医学,基礎医学,医用工学などを集めた総合的な分野である。
- 前立腺癌,婦人科疾患における病理とMRI画像の比較研究と臨床的意義
- 構造・機能画像を用いた脳疾患の病態解明
- 新たな脳MRI画像の開発
- Dual energy CTを用いた新しい診断技術の開発
- 3Dプリンタを用いたシミュレーターの開発
- Interventional radiologyにおけるロボット技術の応用
学院修了後の進路
臨床を希望する者は、放射線医学の臨床を修練するために放射線科専門医を取得、弘前大学医学部附属病院放射線科ならびに関連病院での臨床修練を行なう。基礎研究者を希望する者は研究を推進すべく他施設を含めたポジションの確保を目指す。