市街は初雪となり、弘前全体がうっすらと雪化粧をした11月23日、弘前パークホテルにて平成30年弘前大学医学部放射線科学教室 同門会総会が開催されました。
お足元が滑りやすい中、今年度も県内外から多くの先生方がご参加くださり、様々なご講演を頂きました。
同門会会長、青木教授による開会のご挨拶の後、名誉会長である竹川鉦一元教授、髙井良尋前教授のご挨拶では、南東北BNCT研究センターが第一線で活躍を見せるBNCTに関する近況、将来展望等をお話頂き、近い将来、講座からの研修受け入れもご視野に入れられているという、有難いお言葉を頂戴いたしました。
弘前大学同窓会会長の西澤一治先生からは、来年度で70周年を迎える弘前大学同窓会の歴史、事業に関して沢山のお写真を交えてお話を頂きました。医療者として現役でご活躍される一方で、様々な会のご役職をご兼任されている先生のパワフルさには驚かされるばかりであります。
会員講演として、のだ眼科・血管内科クリニック院長の野田浩先生からは「50歳代の放射線科医が開業して考えたことあれこれ」というテーマでご発表をいただき、全身の画像評価を行うという点で総合診療的要素も併せ持つ放射線診断医としての強み、患者さんとのコミュニケーションにおける画像や動画の活用、医療面接中に心がけられているお声がけや様々なご所作に関して詳細にご説明いただき、我々若手にとって非常に勉強になる内容でありました。
特別講演では、弘前大学大学院保健学研究科長・保健学科長に就任された齋藤陽子先生よりご講演をいただきました。日々の教育業務のみならず、様々な会議に向けたご出張等で休む間もないご多忙な毎日の中、大学病院の読影業務にもお力を注がれるご姿勢には心より感銘いたしました。何卒ご自愛のほどお願い申し上げます
他、新入会員の丸山翔先生のご挨拶や、今年度各大会で賞を受賞されました三浦弘行先生、廣瀬勝己先生、藤田環先生、辰尾宗一郎先生のご紹介があり、藤田環先生には北日本地方会で優秀演題賞を獲得されました演題でのご発表をいただきました。
懇親会では、ご参加になられた先生方皆様よりご挨拶をいただいた後、今年度は日々の診療においてはもちろん、若手の教育にもご尽力されている中堅の先生方からも、診療の現状や講座に対する思いをお話いただき、会はよりいっそう盛り上がりを見せておりました。
二次会にも多くの先生がご参加くださり、やや砕けた雰囲気の中楽しい時間を持つことができました。
髙井先生におかれましてはその後も三次会、四次会まで、沢山のお料理、お酒をご馳走になりました。大変ありがとうございました。
同門会は我々にとって講座の歴史やルーツを改めて確認させていただける貴重な会でありますので、来年も是非、多くの先生方にお目にかかれること心待ちにしております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
本文:一瀬浩司
写真:三浦弘行、若手一同