神経内分泌腫瘍に対するPRRTを開始しました。
2022年6月2日より神経内分泌腫瘍(NEN:Neuroendocrine Neoplasm)に対するペプチド受容体放射性核種療法(PRRT:Peptide Receptor Radionuclide Therapy)が当院で始まりました。
腫瘍細胞の表面に存在するソマトスタチン受容体にソマトスタチンとよく似た放射性物質(ルテチウム-117)を結合させ、細胞の内側から腫瘍細胞に障害を与える治療法です。
適応疾患:オクトレオスキャン検査でソマトスタチン受容体陽性が確認された神経内分泌腫瘍
投与薬剤:ルタテラ®︎静注
投与方法:点滴静注(8週ごとに計4回まで) *当院は1泊2日入院(投与翌日体内から出る放射線量が基準値以下となれば退院)