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辰尾宗一郎先生 優秀演題賞

『辰尾宗一郎先生が優秀演題賞を受賞されました』

 

【受賞報告】平成30年6月23日に盛岡市で開催された第138回日本医学放射線学会北日本地方会において、大学院2年生 辰尾宗一郎先生(放射線診断学講座)が、「洗浄液細胞診併用CT下生検の有用性」の演題で、優秀演題賞を受賞しました。

 

CTガイド下生検は組織診または吸引細胞診のどちらか一方についての報告が多く、組織診・細胞診同時併用の報告は稀で、更に外筒洗浄液細胞診の報告はありません。当科では2016年より外筒細胞液細胞診を組織診と併用しており、その成績を報告しました。

従来の組織診のみでは悪性感度92.3%でしたが、細胞診を併用することで96.2%に有意に上昇しました。病理診断にかかった日数は細胞診が平均2日、組織診は平均5.8日で細胞診は有意に短縮しました。

CTガイド下生検において外筒洗浄液細胞診併用法は有用と考えられます。

 

 

辰尾先生、そして指導にあたった診断学講座の先生方、本当におめでとうございます!!

dav

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