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ハイパーサーミア稼働

令和3年5月、当院でハイパーサーミア(がん温熱療法)が稼働しました。

弘前大学医学部附属病院放射線治療科において、ハイパーサーミア(がん温熱療法)がはじまりました。

ハイパーサーミアは、当科教授青木昌彦の肝煎りで導入が実現しました。電磁波によって患部を40℃前後に加温してがん細胞を殺傷させ、放射線治療や化学療法との組み合わせで治療効果の上乗せを図ります。本日、導入した山本ビニター株式会社の最新機種『サーモトロン-RF8 GR Edition』を用いて、同機での記念すべき第1例目の治療が行われました。

適応/対象疾患は、今後、症例を重ねながら徐々に最適化していく予定です。根治治療の一貫としてだけでなく、治療手段が手狭になった症例に対しての治療機会も拡大すべく、院内外関係各所と連携し、がん治療の更なる充実を目指して参ります。

 

 

治療開始前、サーモトロン前にて

(左から、一瀬、青木、田中)

 

温度センサーを挿入するため患部を穿刺する田中医師

 

田中医師が穿刺したルートに温度センサーを挿入する一瀬医師

 

加温開始のスイッチを押す田中医師

 

田中医師の操作を後ろから見守る青木教授

 

大きなトラブルなく約50分の治療は無事終了しました

 

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