診断学講座教授挨拶

専 門

画像診断・IVR

資 格 博士(医学)
日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本インターベンショナルラジオロジー学会IVR専門医

放射線診断学講座へようこそ! 掛田伸吾

放射線診断学講座のホームページをご覧いただきありがとうございます。放射線科学講座は、平成30年に診断学講座と腫瘍学講座に分かれ、新たな一歩を踏み出しました。私は、令和元年7月1日付で放射線診断学講座教授を拝命しました。当講座の母体である放射線科学講座は、昭和21年6月22日に青森医学専門学校レントゲン科として開設された長い歴史を誇る講座です。初代教授である高橋信次先生は、コンピュータ断層撮影(CT)の基本とも言うべきエックス線回転横断装置やエックス線拡大撮影、原体照射法などを開発された近代放射線学のパイオニアです。当施設(臨床研究棟)には、戦後間もない1970年に人体の断層像撮影に成功したエックス線回転横断装置が現存しています。その後も、篠崎達世先生、竹川鉦一先生、阿部由直先生、髙井良尋先生へと、多くの業績とともにその歴史は引き継がれてきました。現在は、腫瘍学講座の青木昌彦教授と密に連携し、更なる発展を目指して、日々の教育、診療、研究に努力しています。

当講座では、画像診断とIVR(Interventional Radiology:画像下治療)を中心に診療を行っています。近年の放射線診断学の発展はめざましく、CT、磁気共鳴画像(MRI)、ポジトロンCT(PET)などを用いた画像診断は、日常診療で欠くことのできない重要なものになっています。我々は、これらの画像検査が適正に行われるよう管理し、得られた画像診断情報を画像診断レポートとして、効率的かつ適切な治療に直結するようリアルタイムに各診療科へ還元します。IVRでは、画像診断技術を駆使し、カテーテルを用いた低侵襲性の血管内治療、外傷や出血など急性期疾患への対応などを積極的に行っています。同時に「顔の見える放射線科医」を目指し、キャンサーボードなど多くのカンファレンスに参加しています。これにより、時には悪性腫瘍などの治療戦略に積極的に関り、時に各診療科からのニーズに対して最新の画像技術をいち早く導入しています。また、手技一辺倒になりがちなIVRでは、患者さんの言葉をより良い治療につなげられるよう、ベッドサイドでの診療を重視しています。

デジタル化が進み高度化する医療現場において、画像診断情報は年々増加し、低侵襲であるIVRの適応も更に拡大しています。このため、優秀な放射線診断専門医の育成は急務となっています。当講座では、「ともに学ぶ」を合い言葉に、昔ながらの屋根瓦方式で人材育成を行っています。画像診断において、修練医は自ら作成した画像診断レポートについて、指導医の添削・指導を受けることで、座学では得られない実践的な放射線学の思考過程を学びます。IVRの手技は、常に指導医と2人ペアで行い、さながらジェダイの騎士の修行のようです。

画像診断には、画像情報を単に3次元的に捉えるだけではなく、機能的、時間的な軸も駆使し、時にはミクロに、時にはマクロな視点で病態にせまる面白さがあります。IVRは、画像診断技術を基礎に治療までを実践する緻密さとダイナミックさを兼ねそろえた手技です。修行の道は険しいですが、多様性のある放射線学に「あなたの放射線学」を見つけてみませんか。